ばんかずまのブログ

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大船渡高校の決勝戦について

こんばんは伴です。

今日は野球の話です。

 

先日「令和の怪物」とマスコミが呼んでいる佐々木投手がいる大船渡高校が、岩手県大会決勝で敗退したことがニュースとなっています。

 

記者の質問では「なぜ投げさせなかったのか?」という内容のものもあったようです。

監督さんは「故障を防ぐため」「気温と投球間隔を考えて」というコメントを残しています。

佐々木投手の登板間隔とイニング、投球数は以下の通り

 

16日 2回 19球

18日 6回 93球

21日 12回 193球

22日 登板なし

24日 9回 129球

25日 登板なし

 

初戦は球数が少なかったため、中1日での登板となった模様です。そこからは日程もうまく重なったのか中2日のペースで登板を続けます。

 

佐々木投手が目立ちすぎて名前が出てきませんが、大和田投手と柴田投手、前川投手がしっかりと投げたからこそ決勝まで勝ち進んだわけです。

 

皆さん高校野球に馴染みすぎているので麻痺しているかもしれませんが、プロ野球で先発が中3日ですらローテーションすることはありませんからね。

 

短くても中4日で、日本は基本的に中5-6日です。

身体が出来上がっており、かつケアなど設備や環境が整っているプロ野球ですらそうなのですからそもそも論として日程に問題があるという事です。

 

 

 

そのような意味も含めて個人的にはこの監督の考え方に賛同します。

未成年で身体の成熟度がまだまだな選手であれば、過度に負担をかけることは避けなければいけません。

 

勝負事ですし選手も監督も勝つつもりでやってきたからこそ決勝まで進めたわけですが、「勝てば選手を壊しても良い、勝つことが全て」とは思っていない指導者だったという事です。

 

ひと昔前ではこの考え方は稀有な存在だったでしょう。ですが今は少しずつ浸透してきているはずです。

 

 

さらに言えば、「たかが高校野球」です。マスコミが過剰に反応しすぎではないでしょうか?

 

プロ野球ならともかく、高校野球の指導者に上の質問をするのはどうなんでしょうか。

多くの高校では職業が野球部の監督ではありません。

教師が職業で、部活の顧問として野球部の監督をやっているだけです。

 

投げさせて勝ってもプロでケガしたら「あの時の連投が」と言われるかもしれませんし、負けても批判、投げなくても批判です。

 

気の毒です。

 

 

こういう部活で「チームの為に」「勝利の為に」「応援してくれた人たちの為に」という考え方を過剰に美徳とする考え方がいわゆる「社畜」や「ブラック企業」を生み出す一因になっていると考えます。

 

部活であろうが仕事であろうが大事なのは「当事者の健康、安全」です。

それを損なってまで強要することはナンセンスです。

 

これが高校野球の分岐点になることを願います。